子ども部屋について考える

2020年2月6日

木の家について考える

子ども部屋

家を建てるとき、お子さんがおられたり、ご予定のあるご家族でしたら子ども部屋をつくりますね。

せっかく注文住宅を建てられるのでしたら、ただお子さんの数だけ部屋が確保できていればよい、という考え方はもったいないと思います。 注文住宅なら、ご家族がどう暮らしていくかを間取りに反映することができるので、ご家族にとっての子ども部屋の役割やあり方について一度しっかり考えたいところですね。

注文住宅で子供部屋をつくるまえに

家づくりのポイントの一つとなる「子ども部屋」についてかんがえてみましょう。

まず、子供部屋って何のために必要だと思いますか?
「1人で寝られる場所が必要になるから」
「集中して勉強ができる環境をつくってあげるため」
「洋服や勉強道具などをしまっておくための場所」
「1人で過ごせる部屋も必要だと考えるから」
これらのすべてが子ども部屋をつくる目的だといえるでしょう。

間仕切り後の子ども部屋

子供部屋が本当に必要になってくるのは思春期頃から

本格的に個室が必要になってくるのは、個人差もあると思いますが、思春期の頃が多いのではないでしょうか。そしてその時期は、難しい年頃でもありますから(個人差はありますが)、家族のコミュニケーションがとりにくい時期でもあるかと思います。

子どもの個室は、大きくなってくると、1人になって落ち着いて本を読んだり、音楽を聴いたり、趣味の時間に費やすこともできる空間にもなります。時には、家に帰ってもひとりきりで過ごしたい日もあるでしょう。大人もそうだと思いますが、1人で過ごせる空間では、心を整理させたり、自分と向き合える大切な時間になるでしょうから、そういう意味からも、子どもの個室も最低限のプライバシーが守られた間取りであることは必要だと思います。

はんべ工務店のサイトにお越しになっているお父さん・お母さんは、きっと家族のコミュニケーションを大切にお考えの方でしょうから、お子さんが大きくなってもずっと家族の関わり合いを持っていかれることと思います。子ども部屋の間取りのとり方で、少しでも関わり合いの機会を多く持てるのであればそうしたいものです。

そういった視点から、子ども部屋の考え方を3つご提案したいと思います。

個室は本当に必要な時期がきてから、という考え方

1つめの提案は、個室は本当に必要な時期がきてから、という考え方です。

家を建てる最初から用意しておくのではなくて、「そろそろ個室が必要だな」と思われたときに用意するという考え方です。小さいうちは、親のそばで勉強してもいいと思いますし、兄弟がいれば、みんなで一緒に寝ればいいと思います。できる限りお父さん・お母さんや家族の近くで過ごせることが、子供の成長や、心の安定や、家族団らんの形をつくっていくうえで大切なことではないでしょうか? 

勉強机を設置

フリースペースに勉強机を設置

例えば、最初は子ども部屋として区切らずに大きな一部屋のフリースペースにしておいて、少し大きくなってきた第一段階で、本棚や机・ベッドなどで『子供スペース』をつくってやり、第二段階で本格的に建具などで間仕切りをして初めて個室にしてあげる、という風な間取りの考え方はどうでしょうか?

あまり広く・快適にしすぎない

2つめの提案は、あまり広く・快適にしすぎない、という考え方です。
「家族が関わり合える家」という観点から考えると、少なくとも落ち着いて勉強ができ、寝るスペースがあって、洋服や勉強道具等を収納できるための広さがあれば十分ではないでしょうか。もし、広くて南向きでテレビもエアコンもパソコンもついている “くつろぎの空間” だったとしたら、子どもにとって第2のリビングとなってしまうかもしれません。子どもが大きくなるにつれ、だんだん自分の部屋にいる時間が長くなることも考えられます。

子供部屋が必要な時期はそう長くはありません。
家族が関わり合って暮らす家を注文住宅でお考えなら、子ども部屋の大きさ・広さを考えるよりも、家族が使えるフリースペースをつくって、みんなが読書やパソコン・勉強を自由にできるようにしたり、一番長く住まうご夫婦のためのスペースを大きくとってみてはいかがでしょうか?

小さめの子ども部屋

お子さんが小さいうちはみんなで使えるフリースペースとする

家全体を間仕切りしすぎない

3つめの提案は、家全体を区切りすぎずに、特にパブリックな空間は、なるべく開放的な間取りにして家族の気配が感じられるようにすること。

廊下も必要がなければ特に作らない、というワンルーム的な考え方は、プライベートは確保しながらも家族を感じられるという良い面を持っています。また、小さな空間を大きく使えるというメリットもあります。家族みんなで楽しい団らんの場をずっと持ち続けていれば、いくら快適な子供部屋であってもみんな自然に集まるのかもしれません。

子供部屋が複数必要なときの間仕切りの工夫

子供部屋が複数必要な方には、どのような間取りの考え方があるでしょうか。

子ども部屋の遠い将来を考えた時、お子さんが独立して家を出られた場合、たまに帰ってくるお子さんのための荷物置き場か納戸に姿を変えてしまうのではないでしょうか?
それが1部屋ならまだいいかもしれませんが、お子さんがお2人以上のご家庭にはそのような部屋がたくさんできてしまいます。

フリースペース

必要な時期が来たら間仕切りをし、また大きな一部屋に戻せる

そうならないため、注文住宅で子供部屋を2部屋以上つくる場合の工夫として、最初は大きな1部屋にしておくことをおすすめします。部屋の出入り口は、将来、間仕切りするときに必要な数をあらかじめ必要な位置につけておきます。そうしておくことで、まだ個室が必要でないうちは、子どもみんなで1つの部屋で遊んだり寝起きができますし、もう少し大きくなれば、机やベッド・タンスで簡易的に仕切って使うこともできます。そして、いよいよ間仕切りをする必要性がでてきた時にはじめて間仕切りすればいいのです。

そして、遠い将来(そうはいっても20年なんて結構すぐに経つよ、と私の母はよく言いますが・・・)子供部屋が要らなくなったら、間仕切りをなくして夫婦の趣味の部屋にしたり、和室にしたりするなど、使いみちや楽しみが広がる工夫をしておくことをおすすめします。

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