子供部屋の間取りは、お子さんと共に成長する

2020年3月12日

はんべ工務店の木の家

2階の間取りは、廊下を中心に部屋が配置されることが多いですね。
そのような家で、家族がコミュニケーションできる機会がどの位あるでしょうか? 特にお子様が大きくなってくると。

子ども部屋

注文住宅で家を建てられるなら、必要な数の子供部屋を確保するだけでなく、ご家族の暮らし方を間取りに反映して、作って良かったと思えるものにしてほしいと思います。

今回は、子供部屋の間取りの考え方をご紹介します。

子供部屋の間仕切りは必要でしょうか

家づくりのポイントの一つとなる「子供部屋」。子供部屋って何のために必要だと思いますか?

「1人で寝られる場所が必要になるから」

「集中して勉強ができる環境をつくってあげるため」

「洋服や勉強道具などをしまっておくための場所」

「1人で過ごせる部屋も必要だと考えるから」

・・・これらのすべてが子ども部屋をつくる目的だといえるでしょう。

間仕切り後の子ども部屋

子供部屋が本当に必要になってくるのは思春期頃から

本格的に個室が必要になってくるのは、思春期の頃が多いのではないでしょうか。
そしてその時期は、難しい年頃でもありますから(個人差はありますが)、家族のコミュニケーションがとりにくい時期でもあるかと思います。

子どもの個室は、大きくなってくると、1人になって落ち着いて本を読んだり、音楽を聴いたり、趣味の時間に費やすこともできる空間にもなります。時には、家に帰ってもひとりきりで過ごしたい日もあるでしょう。
大人もそうですが、1人で過ごせる空間では、心を整理させたり、自分と向き合える大切な時間になるでしょう。そういう意味からも、子どもの個室も最低限のプライバシーが守られた間取りであることは必要だと思います。

子供部屋の間取りを考える時の3つの考え方

はんべ工務店のサイトにお越しになっているお父さん・お母さんは、家族のコミュニケーションを大切にお考えの方でしょうから、お子さんが大きくなってもずっと家族の関わり合いを持っていかれることと思います。
子供部屋の間取りのとり方で、少しでも関わり合いの機会を多く持てるのであればそうしたいものです。

そういった視点から、子供部屋の考え方を3つご紹介したいと思います。

1.本当に必要な時期がきてから間仕切りをする、という考え方

1つめは、個室は本当に必要な時期がきてから、という考え方です。

家を建てる時から個室にしておくのではなくて、「そろそろ個室が必要だな」と思われたときに用意してあげるという考え方です。小さいうちは、親のそばで勉強してもいいと思いますし、兄弟がいれば、みんなで一緒に寝ればいいと思います。できる限りお父さん・お母さんや家族の近くで過ごせることが、子供の成長や、心の安定や、家族団らんの形をつくっていくうえで大切なことではないでしょうか? 

勉強机を設置

フリースペースに勉強机を設置

例えば、最初は子供部屋として区切らずに、大きな一部屋のフリースペースにしておいて、少し大きくなってきた第一段階で、本棚や勉強机・ベッドなどで『子供スペース』をつくってやり、第二段階で本格的に壁や建具などで間仕切りをして初めて個室にしてあげる、という風な間取りの考え方はどうでしょうか?

私共の自宅でもあるモデルハウス「住実香の家」では、実際に子供部屋がどんどん成長していきました。   ⇒詳しくは、成長していく子ども部屋の実例紹介をご覧ください。

2.子供部屋は広く・快適にしすぎない

2つめは、あまり広く・快適にしすぎない、という考え方です。
「家族が関わり合える家」という観点から考えると、少なくとも落ち着いて勉強ができ、寝るスペースがあって、洋服や勉強道具等を収納できるための広さがあれば十分ではないでしょうか。
もし、広くて南向きでテレビもエアコンもパソコンもついている “くつろぎの空間” だったとしたら、子どもにとって第2のリビングとなってしまうかもしれません。子どもが大きくなるにつれ、自分の部屋にいる時間が長くなることも考えられます。

子供部屋が必要な時期はそう長くはありません。
家族が関わり合って暮らす家を注文住宅でお考えなら、子ども部屋の大きさ・広さを考えるよりも、家族みんなが読書やパソコン・勉強を自由にできるようにフリースペースをつくったり、一番長く住まうご夫婦のためのスペースを大きくとってみてはいかがでしょうか?

小さめの子ども部屋

お子さんが小さいうちはみんなで使えるフリースペースとする

3.家全体を間仕切りしすぎない

3つめは、家全体を区切りすぎずに、特にパブリックな空間は、なるべく開放的な間取りにして家族の気配が感じられるようにすることです。

1階も2階も廊下が必要でなければ特に作らない、というワンルーム的な考え方は、プライベートは確保しながらも家族を感じられるという良い面を持っています。また、小さな空間を大きく使えるというメリットもあります。家族みんなで楽しい団らんの場をずっと持ち続けていれば、いくら快適な子供部屋であってもみんな自然に集まるのかもしれません。

子供部屋が複数必要なときの間仕切りの工夫

子供部屋が2部屋以上必要な場合、どのような間取りの考え方があるでしょうか。

お子さんが独立して家を出られた後の子供部屋は、お子さんの荷物置きや納戸に姿を変えてしまうのではないでしょうか?
それが1部屋ならまだいいかもしれませんが、お子さんがお2人以上のご家庭にはそのような部屋がたくさんできてしまいます。

フリースペース

必要な時期が来たら間仕切りをし、また大きな一部屋に戻せる

子供部屋は最初は大きな一部屋に

将来、間仕切りする時を考え、出入り口は必要な数つけておく

そうならないため、注文住宅で子供部屋を2部屋以上つくる時は、最初は大きな1部屋にしておくことをおすすめします。部屋の出入り口は、将来、間仕切りするときに必要な数をあらかじめ必要な位置につけておきます。

お子さんの小さいうちは、みんなで遊んだり寝起きができますし、もう少し大きくなれば、机やベッド・タンスで簡易的に仕切って使うこともできます。そして、いよいよ間仕切りをする必要性がでてきた時にはじめて間仕切りすればいいのです。

そして遠い将来、子供部屋が要らなくなったら、間仕切りをなくして夫婦の趣味の部屋にしたり、また、同居することになれば、お子さん世帯に使うこともできる間取りの考え方です。
ご参考になればと思います。

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