注文住宅を建てる時のハウスメーカーと工務店の違い

2020年5月17日

はんべ工務店の木の家づくり

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K様邸吹き抜け

こんにちは。
滋賀のはんべ工務店 お客様窓口の中村由紀子です。

ハウスメーカーと工務店の違いを知りたいと思っておられる方は多くいらっしゃるのではないかと思います。

しかし、一言で「工務店」と言っても、規模や形態によってその内容は様々です。そういう面からも一様に比較することは難しいことです。
今回は、一例として「ハウスメーカーとはんべ工務店は実際にどんな点が違うのか?」ということを5つのポイントから比較して、詳細にお伝えしたいと思います。ご参考になれば幸いです。

はんべ工務店のお施主様には、家づくりを住宅展示場めぐりから始められ、「何か違うなあ」と感じ、最終的に私共にご依頼されたという方も多くいらっしゃいます。

注文住宅、自由設計とよく謳われていますね【自由度編】

ハウスメーカーさん
注文住宅、自由設計という言葉をよく目にしますが、「ああしたい! こうしたい! という希望が100%叶う家」とイコールという訳ではありません。
ハウスメーカーさんには一般的に「企画型」と「自由設計型」の商品があります。注文住宅、自由設計と呼ばれる「自由設計型」でも、間取りはある一定のパターンから選んで変更を加えていき、おふろやキッチンなどの設備や仕上げ材も、決まったものの中から選んでいくことが多いようです。

はんべ工務店
私共がつくるのは、本当の意味での注文住宅です。土地の形や方角・環境などを考慮して、ご希望に沿ったご提案をしています。間取りは、ご希望の部屋(用途・大きさ・数)や家事動線など自由に、一棟一棟、オリジナリティのある木の家を設計します。
「明るくて広いリビングにしたい」
「対面式のキッチンがあこがれ」
「家族のコミュニケーションを考えた家にしたい」
「家事室をつくりたい」
「主人用に書斎がほしい」
「小さくてもよいので和室を作りたい」
「共働きなので室内干しをつけたい」
「壁塗りなどDIYがしてみたい」等々。
収納計画のご希望も多く、収納は適材適所にご希望の分だけお作りします。食品庫や土間収納・ロフト・階段下のデッドスペースを利用した収納なども積極的に取り入れます。「ちょっとしたところに飾り棚がほしい」、「今使っているタンスを新しい家にも置きたい」といったご希望もお伺いします。
設備や仕上げ材等も、お好みのメーカーのものを自由に選んでいただけます。

打ち合わせ時間と満足度の関係?【打ち合わせ編】

ハウスメーカーさん
大手ハウスメーカーさんだと、契約から完成までの間、打ち合わせの回数は、のべ10回にも満たないのではないでしょうか。契約後は、スケジュールが綿密に組まれるので、それに合わせて、着工までの予定がだいたい決まります。自由設計型であっても、一度間取りなどが決まってしまえば、設備などは、決められたカタログの中から選んでいくだけなので、そんなに多くの時間が必要ではないのだと思います。早く家を建てたい! あれこれ悩みたくない! というお客さまには、最短で家が建つのでよいと思います。

はんべ工務店
私共は、じっくり時間をかけて打ち合わせすることを大切にしています。打ち合わせは、週1回のペースで平均で6ヶ月以上。長い時で1~2年。ご納得のいくまで行います。工事が始まってからも現場で随時、打ち合わせを行います。一生に一度の大きな買い物ですから、お客さまのご希望を細部にまで反映させた住み心地のよい家を建てるには、これくらい打ち合わせを重ねないと満足のいく家が建てられないと考えています。

“担当者が順番に変わる”のと“ず〜っと同じ”か?【担当者編】

ハウスメーカーさん
ハウスメーカーさんや大きな建築会社さんでは、年間たくさんの家を建てているので、それぞれの工程が分業されています。
打ち合わせ担当者がいて、設計・デザインは設計担当者や設計士に依頼し、また、施工は工事担当者や下請けの工務店が工事を請け負います。アフターフォローも別に担当者がいます。

はんべ工務店
私共では、打ち合わせから設計・デザイン、施工管理、アフターケアまで一貫体制。最初から最後まで、代表の中村が全てお客様の担当をさせて頂きます。
現場監督でもある中村が打ち合わせしますので、実際の工事を視野に入れた打ち合わせをし、アフターフォローのことまで考えたご提案をしています。
そのメリットとして、
「契約した後は、打ち合わせ時間をとってくれない」
「打ち合わせの内容が現場にちゃんと反映されていない」
「アフターフォローになかなか来てくれない」
ということはありません。

安心で? 価格で? 品質で選ぶ? 【優先順位編】

ハウスメーカーさん
大手ハウスメーカーさんと言えば、大企業ですのでCMでも良く見かけます。「知っている会社 = 安心」という図式は、私も納得です。その代わりに価格も高くなってしまいます。ハウスメーカーさんで家を建てようと思うと、少なくとも坪70~80万円はするでしょう。その金額には、家の材料・施工費以外にも広告宣伝費や人件費など、色々な経費がかかっています。展示場の費用も含まれます。

はんべ工務店
私共は知名度はありませんが、創立から約100年。小さいながらも大手のハウスメーカーさんより歴史は長いかもしれません。住宅完成保証制度にも加入しています。
実際の施工に関しては、注文住宅の施工経験が豊富な専任大工や専門の職人さんにより直接施工していますので、家の品質は安定しています。

テレビのCMは出していませんし、広告宣伝費もほとんどかけていません。モデルハウスは自宅兼用、営業担当者もおりません。宣伝費、人件費等の経費がかかりませんので、家の価格に余分なコストが影響しません。

豪華な展示場と等身大のモデルハウス【モデルハウス編】

ハウスメーカーさん
ハウスメーカーさんの展示場やモデルハウスは、大きくて立派なことが多いです。建物に入ると夢がふくらみますね。見学に行かれたお客さまならお分かりだと思いますが、内装や設備も最高のグレードのものを使われていることが多いです。

はんべ工務店
それに対して、はんべ工務店のモデルハウスは、私たちが10年以上も実際に暮らしている自宅です。家の大きさや使っている素材などは、実際にお客さまに建てる木の家と同じ等身大です。実際に生活している空間ですので、お客さまが、はんべ工務店で家を建てられたら、「こんな暮らし方になるのか〜」という想像がしやすいモデルハウスです。




ハウスメーカーさんには、ハウスメーカーさんのよいところがありますし、工務店には工務店の良いところがあります。どのポイントを優先した家づくりがしたいのかが選択の基準になるのではないかと思います。



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